志乃です。
100本間近になろうとするころ、圧巻のギンガメアジのトルネードを見たくて、粟国に行ってきました。
粟国のダイビングシーズンは4月~6月あたり。
粟国島に泊まろうか?
沖縄本島から遠征しようか?
粟国島は民宿しかなかったので、沖縄本島からの遠征ツアーに申し込むことにしました。
粟国へのダイビングは、遠征ツアーの日程を組んだショップに早々に申し込まないと、すぐに満員になってしまうようです。
「粟国に行こう!!!」と思ったら、沖縄のショップを検索。
沖縄の色んなショップで、粟国遠征ツアーを開催しているので、日程が出たら、即申し込むことをお勧めします。
私はゴールデンウィーク後の、値段の安い5月に行きましたが、2月?3月?春には申し込みをしました。
まずは、ダイビングショップを検索して、合う日程を探し、ショップに申し込み。
ダイビングの日程が取れてから、飛行機とホテルを予約しました。
ホテルマリンウエスト那覇
格安でホテルを探して、朝食付きで一人4500円。
粟国遠征ツアーは日の出前に出航するので、朝食はいらないのですが。。。
器材洗い場もあって、器材を干しておけるので決めました。
が。。。
ダイビングに行っているのだからいいのだけど、部屋はかなりの手狭です。
ユニットバスもかなり狭いです。。。
が、器材が洗えるからいいか・・・
それに、コンビニも近いし、スーパーも近くにあってお弁当も売っているので、節約旅にはちょうどよい?!・・・
粟国の前に到着日ダイブで体慣らし
沖縄に10時半までに到着する便に乗れば、午後2ダイブ出来るとのことで、到着日ダイブ。
ツアーでの申し込みではないので、空港ホテル間の送迎がありません。
でも、到着日ダイブをお願いすれば、空港までショップのひとが迎えに来てくれ、ダイビングを終えた後にホテルまで送ってくれるので、ありがたや。
ダイビングポイント
・ナガンヌ北 2本
平日ということもあって、貸切状態。
カメ独占!!\(^o^)/




こんなにもカメと一緒にいたの初めて~(*´▽`*)
ダイビングポイント
・黒島北
・ウチザン礁
・男岩(ウガン)
ダイビングのライセンスを取ったのは沖縄だけど、こんな沖縄初めて~!!
今まで下に白砂、サンゴ、浅い海というイメージだったけど、ウガンは素晴らしかった~!何度潜っても良い場所かも!




いざ粟国へ!!!
YouTubeで何度も粟国ダイビングをみて勉強したけど、ドボドボと次から次へとエントリーして潜行する何てことできるかな??と不安。。。
「粟国は、50本以上、フリー潜行ができる人に限る」
一応50本以上。
一応フリー潜行は出来る。。。
という心配をよそに・・・低気圧が来ていて状況が良くない。。。
粟国にいけるのか???いけないのか????
とりあえず、朝5時出航。
一応粟国に向かって、潜れそうだったら潜るとのこと。
粟国に到着して、潜れそう。。。とのことで、エントリー。
みんなに遅れまいと必死に潜行。。
でもでも。。。
潜ったら、ものすごい流れ。
向かう方向は流れに向かっていかなくてはならない様子。
半端ない流れで、蹴っても蹴っても前に全く進みません。。。
しかも、つかまる岩すらない。。。
ギンガメどころではありません。。。。
ぶん流れの中、ひたすら流れに向かって泳ぎ続けなくてはなりません。。
粟国ダイビングのルール
・粟国(地元)のダイビングショップがいたら、その人たちが移動するまで本島から来た船はエリアに入れない。
・浮上禁止エリアがある。
・音を鳴らしてはいけない
この浮上禁止エリアと、音を鳴らしてはいけないルールに苦しめられました。
浮上禁止エリアを抜けなければ、エキジットできない!
=延々と激流に向かって泳がなくてはならないということです。
とにかく泳ぎ続けなくてはならない。。。
「息が上がってもう無理!!!」
「あとどれくらい行けば浮上禁止エリア抜けられるの?」
「どんだけ泳げばいいのかわからない」
わかっているのは頑張って泳がなくてはいけないということだけ。
幸い、透明度はものすごい良くて、
永遠と抜けていることだけには救われました。
ガイドさんとかなり離れてしまいました。
ガイドさんについていく体力もなくなり。。足が動かない。。。
でも、少しでも足を弱めると、あっという間に流され戻されてしまい、さらに頑張らなくてはならないようになってしまうジレンマに陥る。
そして、残圧70。
「あとどんだけ泳ぐの~~???」
「残圧を多くするためにに水深をあげればいい?」
と勝手に思い、水深をあげ残圧を確保。
でも、ガイドさんは遥か彼方で、なかなか気づいてもらえない。。。。
ガイドさ~ん!!「酸素足りなくなりますよ~~~!!!」
「どうすればいいの~~~???!!」
水深をあげて、少し残圧が増えたけど、そんなの気休めにしかなりません。
それすらも使い尽くすほどの激流で、酸素の消費のほうが勝る!!!
「音も鳴らしちゃいけないっていうし、どうすればいいのよ~~~??」
こんな天候で、こんな激流じゃ、ギンガメどころではないから、カンカン鳴らしちゃおうかとも思ったけど、一応守りました。
非常時に守るべきなのか?守らずともいいのか??
こんなこと教わった記憶がありません。。。
「鳴らす」としか習ってないし、鳴らしちゃダメってとこなかったし。。。
水深12mぐらいで泳いでいるけど、とうとう残圧50を切ってしまいました。
そして、40・・・
と、その頃にやっとガイドさんに気づいてもらえて、ガイドさんが戻って来てくれ、ガイドさんのオクトに助けられ、どうにか浮上禁止エリアを脱出。
自分のレギュレターにくわえなおして、安全停止で、エキジット。
上に上がってみると嵐になってました。
初の粟国は、ギンガメのトルネードではなく、激流に向かって泳ぐ!!でした。【つづく】